メモリアルマスクで教訓も残す

1. はじめに

メモリアルマスク

飛沫感染に有効なサージカルマスク及び相当品(以下、不織布マスク)が市場に出回りました。

この時期になったことに対して色々と憶測が呼んでいるようですが、個人的には中国でのマスクのだぶつきが要因ではないかと思ってます。

中国の人口は日本の10倍ですから、それに見合う量を生産したけどウイルスが消息し始めたら日本の10倍以上のだぶつきが起こります。それが一気に流れ込んできたのだと思ってます。

それはそれとして、皆さんメモリアルマスク買いました?

いろいろなマスクが販売されSNS上はマスクで溢れかえっていましたが、このコロナ禍の記憶を忘れないためのマスクを買ったのでご紹介いたします。

2. アベノマスク含めて布マスクは終息へ

私も不織布マスクがなくなりかけていたので(製造用のマスクは十分なストックがあります)、4月上旬に28枚ほど通販で注文して先日配達されました。

7枚サービスしてくれたので35枚の在庫があるので、うまくやりくりすれば1年はもちます。もう、アベノマスクもSNSに流れてくるマスク情報ともおさらばです。

え、35枚で1年もつの?と思った方、良いかんしてます。

3. マスク論が進化したCOVID-19禍

COVID-19が出回り始めた頃、マスクに関する情報が錯綜しました。これには2種類の軸があったように思います。

  1. 不織布マスクはウイルスに効かない。

  2. マスクに対する知見が少ないので効果がわからない。

ですね。

(1) に関しては COVID-19 が空気感染しないということが後にわかり、一般の人は市販の不織布マスクで十分だということがわかりました。

(2) に関しては、マスクに対する論文が少なかったのためですが、 COVID-19 で日本と中国がマスクを率先してつけたこと、日本では初期の感染者が少なかった事などで世界中の注目を集めることとなり、COVID-19 が蔓延するなかで並行して研究が進みました。

4. 不織布マスクを洗えば再利用できる

マスクに関する情報を追いかけている人はすでにご存知でしょうが、不織布マスクの研究の成果として洗っても飛沫防止効果が0にならないことがわかりました。(エアロゾル感染とは違います。)

三菱製紙株式会社で不織布を研究をする 奥恭行
氏によると

引用
不織布マスクは90%以上の捕集効率がありますが「優しく洗う」ことにより、10回程度であれば70%までしか下がらない

ということです。

「優しく洗う」というのがポイントですが、ウイルスが付着して生存している可能性が高いので「しっかり洗う」ことも重要です。「優しくしっかり洗う」。

なお、 一部で布マスクのフィルター効果か 10%-30% という報道 が出ていますが、私がファクトチェックした限りではエアロゾル感染における数値のようで、その際の不織布マスクのフィルター効果は55%と記載 (下記、参考文献参照) されています。
( 不織布マスクが洗うことで20%ほど機能低下をすると考えると45%程度になるので、布マスクより再利用不織布マスクのほうが優秀ということは代わりありません )

食品業界でもよくあることですが、英語の記事を翻訳するときにあえて重要部分を飛ばすしたり、わざと誤訳したりして日本国内に広めるジャーナリスト、アフィリエイターがおられます。( 裏を返すと私のファクトチェック能力自慢でもありますがw )

参考文献

35枚を10回再利用して350日もたせようということで、布マスクおさらばです。

5. メモリアルマスクとしての布マスク

メモリアルというと楽しげな感じがしてしまいますが、同じことを繰り返さないために記憶に残すためのアイテムとして布マスクを保管します。
私の場合、下記3つがそれに該当します。

5.1. 川上麻衣子画伯の STAYHOME 猫の絵布マスク

川上麻衣子STYAHOME猫マスク

永遠の片お想い川上麻衣子様がデザインしたマスク。

facebookを見ていたら、突如現れた販売告知。なんでもかんでもフォローしてる人は情報過多で見逃すが絞り込んでいる私は初期ロットで即買い。

大変嬉しいことに、サインと日付が入ってます。この辺は芸能人として価値を高める方法をよくご存知である。

嬉しすぎて開けることもできないし、誰が作ったものか、初期ロットかどうかまで伝わります。

STAYHOMEスタイルの猫柄は今後発売されるかどうかもわかりませんので、希少価値が非常に高い商品です。

ご購入は Sweden Grace Store

5.2. 城間びんがた工房 シルクスクリーンハンカチで作ったマスク

城間びんがた工房マスク

沖縄好きなら知ってて当然、紅型の復興に命をかけた 故城間栄喜氏 の想いを受け継ぎ、300年以上続く紅型を守る抜くのが城間びんがた工房。

布とシルクスクリーンハンカチで作られたマスクは、工房のみなさんが手作業で作り上げた透き通るような美しさを待つ紅型に仕上がっていて、プリント柄では出せない上品さと優雅さを兼ね揃え、専門家がみれば城間びんがた工房製とわかる逸品です。

もちろん初期ロットですが、初期ロットをしめすサインがないのが悔しいところです。納品書と一緒に保管いたします。

青は琉球藍、黄色はフクギが使われていて、もとぶとも縁が深い染もでもありますね。

6. 布マスクを使う意義

不織布マスクが再利用可能であることがわかった今では、布マスクの活用意義が薄れてしまいました。

しかし、不織布は布と書かれているけどその殆どがプラスチック製品。
マイクロプラスチックの問題が叫ばれる中、プラスチックを使用したくない人には、コットン製の布マスクがおすすめでしょう。ガーゼ製はプラスチック製品が多いので、コットンと書かれてるものをチョイスしましょう。

なお、不織布マスクはリサイクル法適用除外品目ですので安心してゴミ袋に捨ててください。ポイ捨ては絶対ダメよ。

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