ちんすこうに粉糖を使います

カップ印粉糖

ようやく、プレーンの試作が終わりました。今回のバージョンからプレーンを定番商品に組み込もうとおもいます。

そもそも、ちんすこうのプレーンってなんやねんという疑問がずーとありました。

というのも、うちで作ってるちんすこうって、味によって配合が全然違います。

例えば、紅芋と抹茶では使う小麦粉の種類も使う量も違います。なので、プレーンという基本があって、何かを加えて出来上がりってわけではないのです。

さらにいうと巷で売られてるプレーン味のちんすこうには香料が使われているものがたくさんあります。それプレーンなの?みたいな。

で、その香料を特定して実際に作ってみたら、あの有名店の味になるじゃんと、ますますこんがらがったり。

でも、プレーン欲しいという声もあり、開き直ってゆうな製菓らしいプレーンを作ることにしました。

ゆうな製菓の目指すところは、「古い技術と新しい技術の融合」です。今までもトレハロースを積極的に使ってきました。

で、今回は粉糖も使うことにしました。粉糖といえばグラニュ糖にコーンスターチを入れたものが主流ですが、今回から使うカップ印の粉糖は、コーンスターチレスです。そのかわりオリゴ糖が入っています。

カップ印粉糖原材料表示

WHOが推奨する遊離糖25g/日の中には、オリゴ糖もトレハロースも含まれていませんので、これらを使うことで遊離糖の比率を下げることができます。

他にも微粒子グラニュ糖やオリゴ糖の代わりに粉末水飴を入れた粉糖も使ってみましたが、ラードとの相性でカップ印の粉糖を使うことにしました。

ただキメが細かい分、グラニュ糖よりも甘さが際立ってしまったのでオリジナルブレンド糖を作ることにしました。糖の種類が増えるほど舌は喜びますので、粉糖、上白糖、キビ糖、黒糖、トレハロースをいい感じ配分で混ぜ合わせてみました。そしてほんの少し岩塩。さらに、れいの香料を数滴。

あとは、角皿2枚同時で焼いたときの焼き時間を確定させれば完成です。巷で売ってプレートは甘さが違うけど、もうちょっとまって。

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