ステンレスルーラー兼カッターを自作しました。
先日、南島製菓の村吉政人さんの講演を聞いて、やっぱ作れそうな調理器具は自作だよねぇ〜と、再び、ふつふつと気持ちが沸き立ってきたので、ステンレスルーラー兼カッターを作っちゃいました。
食品衛生と異物混入のことを考えると、ステンレスだよねぇ、と軽い気持ちで始めたら、泣きをみました。
ステンレスはアルミに比べて硬いです。カッターとして使ったときに、力が入りすぎてぐにゃっと曲がらないことを考えるとアルミだと2mm厚ほど必要になります。
しかし、ステンレスだと1mm厚でなんとかなりそうです。
また、アルミは錆びやすいので、食品衛生を考えたらステンレスのほうが優秀です。
でも、硬いのが仇になって、カットが大変でした。
鉄工用のチップソーではアルミは切れるけどステンレスはだめらしく、ステンレス用のチップソーは結構なお値段でした。
成果物の幅を20mmにしたいので、作業台に木をはさんで調整しました。
高さ14mm幅11mm厚さ1mmのコの字アルミの間に丸鋸のベースを挟み込むと、まっすぐ切れるし、成果物の幅はだいだい20mmになる、というアイデアはなかなか良かったと思います。
実際に切ってみると、1回目は超失敗。2回目はうまく切れましたが、断面はガタガタになってました。そのまま使うと、指を切りそうな感じです。
そこで酸化アルミの研磨用ルーターである程度平らにして、あとは320番、800番、1000番の耐水ペーパーでゴシゴシと磨きました。
鏡面仕上げとまではいきませんでしたが、とりあえず指を切るようなことはなさそうなぐらい、ツヤツヤになりました。
今回は、とりあえずの1本だけを制作しましたが、もう少し作れれば、廉価版のちんすこうがラインナップできそうな感じです。