ゆうな製菓の立ち上げは、本部町でした。今は事務所は本部町、製造は今帰仁村となっています。
現在は製造をひかえていますが、本部町自慢のカツオをテーマにしたかつお味ちんすこうのレシピもあります。
え、カツオ?はい、カツオです。
黒蜜きなこ味ちんすこうと同じく試行錯誤の繰り返し、どうやって生まれたのか?そして、なぜ製造をひかえているのか?
第3世代ちんすこうの定義のひとつに、代替砂糖の利用があります。
日本ではグラニュー糖のGI値が110という計算方法を間違えた数値が独り歩きしているので、代替砂糖をもちいることでグラニュー糖をひかえたり、不使用にするとそういった人達にもリーチ出来る商品が出来ます。
しかし、ゆうな製菓では、低甘味を実現するために代替砂糖を利用しています。
「琉球国王、北山王に献上できる」をイメージした場合、砂糖の味を楽しんでももらうのではなく、素材の味を楽しんでいただくのが前提になっています。その観点でいうと、ラードの代わりに香りのきつい植物系油脂を使うこと(香りづけに少量使うのはOK)もNGとなっています。
第3世代ちんすこうが低甘味だからこそ出来た、かつお味。食べた瞬間、鰹の香りが口の中に広がり、ほんのりとくる甘みが大好評でした。
では、なぜ、製造をひかえているかと言いますと、ひとつには、週に4日、1日1種の製造というしばりを設けているためです。これは、アレルギー保持者への配慮として、異なる原材料の混入を避ける為に設けているしばりです。
詳しくはまた後日記事にするとしまして、週に4種類の製造となると売れすじ商品の選別が必要になるので、落選してしまいます。
もうひとつの理由が、愛着のあるものはよりおいしく感じる傾向があるということ。
もとぶでは大人気のかつお味、しかし、他市町村の方々にご試食いただくとご指摘をいただくことが一番多い商品に早変わり。
ひとことで言うと、修行不足でございます。
多くの人に喜んでもらえるかつお味にするためブラッシュアップも必要となっているというわけです。
ブラッシュアップの方法のヒントは明日以降に公開できればいいいかなぁと思ってます。