宇部興産株式会社が製造、販売をしている重炭酸アンモニウムにステンレスの金属片が混入した問題ですが、膨張剤という多くの商品で使われる原材料のため大きな広がりを見せております。
現在、発表されている回収商品は
- ヤマザキビスケット
- 「ノアール」
- 「ル・ヴァンプライムミニサンドチェダーチーズ」
- 「ルヴァンプライム薄焼きサンドホワイトチェダーチーズクリーム」
- くわしくはこちら
- ブルボン
- 「プチチョコチップ抹茶」
- 「プチチーズ」
- 「プチ黒ココア」
- 「チョコダイジェスティブビスケット」
- 「アルフォートミニチョコレート」
- 「セブンカフェごろごろマカダミアナッツのキャラメルクッキー」
- 「セブンカフェごろごろチョコのチョコチップクッキー」
- くわしくはこちら
- ロッテ
- 「プチブッセ〈テイスティバニラ〉
- 「ゼロ シュガーフリーケーキ」
- 「ビックリマンチョコ〈悪魔VS天使 第33弾〉」
- 「チョコパイ 6個入り」
- 「和のチョコパイ〈黒蜜きなこ〉個売り」
- 「ぼくらのビックリマン〈スーパーゼウス編〉」
- 「チョコパイパーティーパック 9個入り」
- 「世界を旅するチョコパイ〈苺とショコラで仕立てたフレジェ〉」
- くわしくはこちら
約50社に膨張剤を販売しているということで、回収が更に広がるのではないとも言われています。
製造メーカーがHACCPに高いレベルで対応していればすぐに割り出せますが、そうでない場合は時間に少し時間がかかると思います。
おそらく混入したステンレス片は数グラムでしょう。大手の菓子メーカーは、金属探知機を導入してるので混入したまま出荷されているとも考えにくいのですが、これだけ大規模な回収になるのは超大量生産に法整備が追いついていないというのもあるのかもしれません。
なお、当店にもさきほど、問い合わせをいただきました。
当店で製造している「王さまのちんすこう」は膨張剤を使用しておりませんので、ご安心いただければと思います。
膨張剤を使ったほうが製造の安定性が増すので多くのちんすこうで使われておりますが( 膨張剤の原材料に重炭酸アンモニウムが使われているかどうかは、当店ではわかりません )、当店では、オーブン内で起きる単純な科学現象を利用し、溶け落ちるラードの力、空気の力、水分の力を活かすことでサクサクザクザク感を出しております。
そのかわり、商品の安定性は抜群とはいえませんし( 以前は、製造後2,3日後に固くなるということもありました。 )、仕込みに時間がかかるので商品価格が高くなるというデメリットもございます。
膨張剤を使わないのは「健康を損ねるからですか」とよく問い合わせを受けるのですが、「琉球王朝時代には使われていなかった」ので使っていないということもあわせてお伝えいたします。