2017年も開催させていただきました今帰仁小学校運動会との連動した感謝フェアを今年も開催いたします。
9月30日AM7:00〜 を予定しています。運動会と連動しますので雨天延期となること予めご了承ください。
昨年同様、運動場向かいの工房前にちんすこうを置くようにいたします。
基本的には無人となっていますので、お気軽にご利用ください。
今帰仁小学校関係者限定としているわけではありませんが、当工房は製造専門となっていますので駐車スペースが無い事をご理解いただければと思います。
お隣のお弁当屋さん前に駐車するのは絶対にやめてください。
なお、在庫なくなり次第、終了となります。
お友達等にお知らせただければ幸いです。
今年は300粒の肉球ちんすこうをご提供させていただきます。
おそらく、紅芋味になると思います。まだ、確定してません。
写真を見ていただくとわかりますが、肉球部分が盛り上がっています。
クッキーの抜き型(セルクルや金型)で抜き出すと、この盛り上がった肉球を表現できませんが「琉球古式製法」と「美型抜き」を併用することで実現しています。
昔のちんすこうは落雁用の木型を使って、いろいろな形や模様を表現していたんですよ。
ただ、あまりにも生産性が悪くて、あまり作られなくなってしまいましたが、今でも首里の知念製菓では常時販売されています。
「琉球古式製法」の説明は、当日、パネルで説明する予定です。
この昔ながらのちんすこうは、琉球王朝時代に庶民が食べることはなかったようで、主に、皇族と渡来人のもてなしに使われていたそうです。
現在、一般に販売されているちんすこうは、庶民向けにするために、量産化に特化するために工夫を凝らしたものとなっています。
沖縄で生まれたちんすこうは、沖縄の長寿の源である豚の脂を使うところに特徴が凝縮されているのですが、最近では、ラードを使わないのにちんすこうを名乗るクッキーもたくさん売られています。
こういった機会を利用して、ちいさなお子さんにも沖縄が生み出した「ちんすこうとは何?」と言うことを伝えていくことも使命のように感じております。
文化を継承発展させることは重要ですが、金儲けのためだけに破壊するのは違うと思って、かつて北山を統治した今帰仁という土地でちんすこうと向き合っています。
先日の企画展「首里・那覇のお菓子たち」での講演を聞いてその思いはいっそう強く感じました。