どうも、お久しぶりです。
なんか出だしは、お久しぶりって書くことが多いなぁと今思った。
なんとか、1日10やりたいことがあったら、5出来るぐらいにまで回復してきました。
もとぶのそばを食べつくす会の解散を決断したので、だいぶ心のゆとりが出てきました。
今週は、確定申告とファイターズのオープン戦を確実にこなして、日曜日には新しいレシピのちんすこうを作れればという予定です。
あと、今後、食レポに関しては、複数回行った店のみにしようと思っています。
正直、2年ほど前から、量産品でもなくこだわって作っている飲食店に1回しかいってないのに好き勝手書くのって無責任だ!!と思うようになりました。
実際、1記事で5万8千PV+αを叩き出した、LCC Peachの記事も6回載ってその良さが充分にわかって書いたからこそだったと思います。
さて、本題に戻しますね。
今日は、ファイターズのファームキャンプ(二軍とは書かないよ^^)を見た後、3回目となる Cafe Okinawa Rail でランチしてきました。
なんでも、2016年の12月オープンしたばかりだとか。
女子会にもってこいだったので、ご紹介しますね。
目次
■お店との出会いはやんばるドライブ
以前は国頭村に行くと、ドライブをするコースがありました。
比地大滝の横をすり抜けて、与那覇岳に向かう林道。
内緒だけど、早朝に行くとヤンバルクイナと出会えることもあるんですよ。
なので、ゆっくり走ってね。
ちなみに、お店の名前、Okinawa Railはヤンバルクイナの英語名。覚えとこうね。
しかし、数年前から雨量が多くなって崖崩れとかしてたので、行かなくなってたんです。
今年、久しぶりに走ってみたら、なんと、山の奥の奥に突如現れたコンクリートの建物を発見。
看板にカフェって書いてるじゃないですか。
うーーー、でもお値段張るかも…。手持ちのお金を確認。4000円あったのでなんとかなるはずと、腹くくって突入しました。
■電気は通じてないけど、Docomoは通じる
このお店の特徴は、電線が通っていない山奥に建ってるところです。もちろん水道も無い。
じゃぁ、どうやってるというと、太陽光発電と1キロ先からひいている天然水を使ってるんですって。
最新すぎるでしょ。ゆうな製菓が考えてる事業プランの一部をすでに実現しちゃってるから、ハマること間違い無しだったわけです。
携帯電話は、Docomoのみが圏内となっています。
久しぶりに、Softbankの「電波改善要望アプリケーション」使っちゃおうかなぁ。
ちなみに、本部町の豊原周辺でSoftbankの対応が早かったのは、おいらが、毎日散歩しながら改善要望を送り続けたからであります。
■おしゃれな店内と本棚
お店はコンクリートむき出しのおしゃれな内装に、ゆとりのあるテーブルスペースでゆったり出来ます。
真ん中には、ピアノが置いてあり、あーもう、超高額なイメージがプンプン漂います。
そして、何と言っても、店内入り口からずーと置くまで続く、本棚。今日は本を2冊寄付してきました。
*1冊目
尚王朝の興亡と琉球菓子―琉球大学〈菓子講座〉講義録 – 益山明著
この本は、おいらがちんすこうを作ろうって決心した本です。沖縄の食品業界が抱える問題が集約されていて、いま、大きく流れが変わっているのは、この本があったためでは無いかと思います。
*2冊目
欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防 – 奥田昌子著
日本人が糖質制限をすることによるリスクなどを、科学的に、かつ歴史的に解説しています。
ただし、沖縄の人はその限りあらずということにも触れていて、食と健康と遺伝子が文化でつながっているという内容が、論文をもとに元に書かれています。
おいらが、ひょんなことから関わった沖縄先端ゲノムプロジェクトで学んだこと、遺伝子研究の第一人者から聞いた話などと合致していて、なんだかスッキリしました。でも、糖質制限するけどね^^
おいらが、沖縄に移住したころは、本の入手に苦労しました。
それから数年してジュンク堂が出来たときは、本当に嬉しかったし、部下に本の素晴らしさをトクトクと説明した記憶があります。
カフェの中にこんなに立派な本棚があるなんて、まるで「虎屋菓寮」じゃぁねーか。その時点で意識高いっすよねぇ。
職人さんが勉強した本が、びっしりと並べられているんですよねぇ。
余談ですが、虎屋菓寮は、室町時代(14世紀)に創業した「とらや」の茶店です。
この「虎屋菓寮 京都一条店」と、道明寺粉の発祥の地、道明寺に沖縄の餅屋の経営者を連れて行ったんだけど伝わらなかったなぁ。
おみやげ、羊羹1本を購入して当時の部下に食べさしたんだけど、伝わらなかったなぁ。食べた後に値段伝えたらびっくりしてた。1本3000円以上する羊羹なんですけどね。
おっと、脱線しすぎた。愚痴はいかん愚痴はw
知識を持たないと、クリエイティブな商品はできません、どこかで見たような真似っ子の商品になっちゃうんですよね。
そういう意味では、この本棚を見た瞬間に、このお店は軌道に載りさえすれば、面白い商品作れるずってのがすぐに伝わってくるんですよね。
■桜餅にハートをキャッチされてしまった
偶然、ふらっと立ち寄ったのは先に書きましたが、実は国頭港食堂で火の通ってない天ぷら定食(リベンジはするけどね)を食べたあとだったので、この日はランチは無理はでした。
そこで、デザートにあった、桜餅と浮島のセットを注文しました。
どっかの餅屋がもち粉で作った桜餅を桜まつりで売ってたけど、文化破壊にも程があると沖縄の桜餅に警戒感をいだきながら注文。
逆に言うと、そんな桜餅を出そうものなら、この記事は書かれていない訳ありますが。
さて、出てきたのは、
ちゃんとした、いや桜餅のなのでもクオリティーの高い関西風桜餅でした。
関西風桜餅は道明寺粉を使います。道明寺粉は伝統的な沖縄の餅をつくる時に使っていたもち米に非常に近いです。
今の沖縄のお餅はもち粉になっているのですが、まだ、もち米から作っているお餅屋さんを発見したので今度レポートしますよ。ただし、3回は行ってからだね。
あ、また脱線しっちゃった。
道明寺粉には割という概念があって、もち米を何回割っているかで舌触りが変わってきます。
また、小さく割れば割るほどもち米の味を出すのが難しくなります。もち粉だと、もち米本来の味が失われちゃうんですよね。
通常は四つ割を使うんだけど、Okinawa Rail は六つ割を使ってると思われます。(割数確認するの忘れてた、ごめんなさい)
それでも、しっかり餅の味がするんですよ。あんこも甘すぎず、いい出来です。
おいらは、もち米の味をしっかり確認したかったので、まずは桜葉を外して半分食べて、残りの半分を桜葉といっしょに食べました。
ある時と無い時の味の変化も絶品で、桜葉のしょっぱさが桜餅の甘みを後押ししてていい感じなんです。甲乙はつけにくいです。
■OkinawaRailプレートも負けず劣らず美味しかった
さて、二回目と本日の三回目は、ランチメニューのOkinawaRailプレートをいただきました。
メニューにもしっかりとプレート中身が書いてありますので載せておきますね。
やんばるの食材をつかったデリプレート
*大国林道サラダ
父自慢、イノシシが来ても登れないなおかつ腰が痛くならない畑で作った野菜
*ねぎのパイ
国頭村産ネキ
*人参しりしりサラダ
やんばる産レモンでさっぱりと
*ウリウリピクルス
チントウウリ、ズッキニー、きゅうりで
*手づくり田舎パン
小麦粉と水とホシノ天然酵母で作ったシンプルなパン はちみつ入り
*やんばるじゃがいもスープ
やんばるのじゃがいも使用
となっています。
はい、写真
これで、1180円(税込)。
注) 価格、内容は2017年2月8日のものです。
なんて、良心的な値段なんだろう。こんな山奥で色々と大変だろうに。
ちなみに、今日は、内容が変わってたけどメニュー見ずに注文しちゃった^^
こういうのがあるから、複数回行かないと、食レポかけないんですよね。こだわりを伝えきれない。
で、写真。
今日は、ちゃんと一眼レフカメラとストロボ持っていったもんねぇ〜。
個人的には、やんばるじゃがいもスープとウリウリピクルスがお気に入り。
女子会を目論む女性の皆さんは、行ってみたい気持ちなってませんか?
山奥なのでとても静かですし、女子トークに華を咲かせても聞き耳立てられませんよ。
■頑張ってたどり着け!!
このお店の一番の弱点は、たどり着けない人が多いことだそうです。
GoogleMapsのナビだと、国頭球場から車で30分ぐらいです。GoogleMapsには店舗登録されているので、このナビを使うと良いでしょう。カーナビだと難しいかも。
おいらは2回目から、比地大滝方面からではなく、国頭村森林公園方面から行くようにしました。
京都だと「どんつき」という便利な言葉があるので説明が楽ですが、どう言えばいいかなぁ。
国頭村森林公園方面からだと、道なり延々と進むと左右にすすめるT字路に出くわすので、そこを右に曲がって1Kmほど走れば到着です。
途中、国頭村森林公園に行くための左に曲がるT字路がありますが、そこは道なりにまっすぐ進んで下さい。
はじめていく人は、照葉樹林に囲まれ続けて不安いっぱいになるでしょうけど、国頭球場から30分は車を進めてみて下さい。山の中はところどころ、携帯の電波を拾えるところがあります。迷ったら、スマホのアンテナをこまめにチェックして、同仕様もなければお店に電話を忘れずに。
店名 Cafe Okinawa Rail
TEL 050-3559-5506
住所 沖縄県国頭郡国頭村奥間大保謝原2040-107
営業時間 11:00~17:00
定休日 月曜日・火曜日