あれ、そういえば、ちんすこうを造っているのにちんすこうの写真がブログにない。
ということで、今日はブルーベリー味ちんすこうの生地を造るときの一手間を生地をねかしている間にご紹介いたします。
ブルーベリー香料と紫色素だけで仕上げたブルーベリー味ちんすこうでは、コンセプトにかかげる「琉球国王、北山王に献上できる菓子造り」としては不十分気がしてなりません。どうしても王に却下される絵面が思い浮かびます。
そこで、ブルーベリーらしさをきちんと伝える1つのアイデアとしてブルーベリーの乾燥果実を原材料に使っています。
乾燥させているので、まるまるとしたブルーベリーがしわくちゃになっていますね。
さて、こだわりの一手間ですが、この乾燥果実をミキサーで細かくつぶします。その時に、ブルーベリーだけでなく、糖類も一緒にミキサーにかけるようにしています。
ブルーベリーだけでミキシングすると、ミキサー内のいたるところにブルーベリーがこびりつきますが、糖類と一緒に混ぜることで糖類がこびりつきをおさえ美しい紫色になります。
それを生地に練り込むことで紫色素の使用量を減らすことにも成功しましたよ。
大量生産のシステムを造るとこういう仕込みの一手間は厄介者扱いされる傾向にありますが、王に怒られないよう、かけるべき手間はかけていきたいと思います。